食パン豆知識


食パンを美味しくカットするには

食パンを美味しくカットするには

断面をつぶさず、自分好みの厚さに切ることは、パンをおいしく食べるための大切なポイントです。
そのために必要なのは、まずはきちんと冷ますこと。
なぜなら、冷めていないと
中心部に水蒸気がたまっているため、べたつき切れません。
そして、水蒸気がカット面から出ていき、パサつく原因となってしまいます。

食パンは切る方向によって食感が変わります。
横に平行に切った場合はソフト
縦に垂直に切った場合はモチモチ
これは気泡の入り方が違うためです。

できれば食べるときにカットすることをおすすめします。空気に触れると乾燥がすすむためです。

食パンを横(90度)に倒す

側面を下にして倒すのは型に接していた底や側面の方が焼きしまっていて、しっかりとしているからです。

目印になる切り込みを入れる

自分好みの厚さに切るために、爪楊枝などで目印を入れ、切り込みを入れる。

包丁をお湯で温める

お湯を用意して包丁を浸けて温め、切る直前にお湯から出して清潔な布巾などで水分を拭き、切ります。包丁を温めると、食パンに含まれている油脂分(バターなど)が溶けて、刃の滑りがよくなり、きれいにカットできるからです。

小刻みに動かしながら切る

まな板と包丁の刃を平行にして、小刻みに前後にスライドさせながら目印に向かってパンをつぶさないように切ります。野菜をカットするときのように押し切るとパンはやわらかいのでつぶれるのでご注意を。

食パンのカットに適した包丁

食パンに適した包丁の写真
食パンに適した包丁の写真

食パンの1辺より刃渡りの長い包丁を選びましょう。
パンをカットするのに適した包丁には2種類あります。クラストの堅さによって使い分けるときれいにカットすることができます。

食パンの最適な保存方法

買ったその日に冷凍庫へ!

食パンは焼き上がったその時点から、味の劣化が始まります。買った当日、もしくは翌日に食べるのが一番おすすめ。
とはいえ、買った当日に食べるというのはあまり現実的ではないと思います。平日は忙しくて、週末に1週間分の朝食として食パンを買っておくという人もいるはず。そんな場合は、すぐに冷凍保存することおすすめします。
常温では2〜3日程度、冬場の暖かくない部屋の場合でも5日程度しか持ちません。だからといって冷蔵庫に入れるのは厳禁。冷蔵庫での保存ではパンの水分が抜けてしまい、パサパサになってしまうからです。5℃に設定されている冷凍庫内は食パンがいちばん劣化しやすい環境と言われています。
冷凍保存の場合は、2週間〜1ヶ月程度は持つと言われています。ただ、冷凍保存は最善ですが、万能というわけではありません。冷凍庫に入れても劣化は進みますし、冷凍焼けもしてしまいます。家庭用の冷凍庫のマイナス20℃程度では水は完全に凍らず、氷の結晶が成長するため、その結晶がタンパク質の組織を破壊し、おいしさが損なわれるのです。冷凍保存の場合は2週間を目安に召しあがった方が美味しく食べられます。
何れにしても長期間の保存は避ける方が良いでしょう。

【冷凍保存する時の注意点】

1.冷めた食パンを好みの厚さに切り、一枚ずつラップで包む。
2.ジッパー付きのビニール袋に入れてストローで空気を吸い取る。
(パンに霜が付きシナシナにならないようにするため)
3.冷凍庫に保管する。
4.家庭用冷凍庫は霜取り機能が稼働して温度が変動するので、できるだけ庫内の奥に入れる。

・強いにおいは避ける
食パンはにおいを吸収してしまいますので、封が開いていなかった場合でもにおいの強いものと一緒にすることは避ける。

【冷凍保存した食パンの解凍方法】

時間がある場合は自然解凍を。自然解凍したパンは焼き時間が短くて済むので焦げにくくなります。

急いでいる場合は解凍せずに、そのままトーストしてください。
トースターをいったん温めておいてから、トーストすると美味しく焼きあがります。なぜなら、凍ったままの状態から焼くほうがパンの水分が逃げないからです。
少し時間があるのであれば、表面に軽く霧を吹きかけてから十分に温めたオーブントースターで焼くとふんわりと焼き上がります。

もし、常温保存するならば……。
湿気の少ない直射日光が当たらない場所で保存してください。
・袋に入っている場合はそのまま保存
・開けた場合や手作り食パンは乾燥を防ぐために空気に触れないようしっかりとラップをする、もしくは食パン専用の保存容器使用保存。
・幸運に焼きたての食パンが手に入った場合、そのままビニール袋に入れてしまうと、蒸れてカビの原因になるので、必ず冷ましてから袋に入れ、保存容器に入れる。

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